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Life

フィルム写真月間「LIFE」 出展作品
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これまで5年くらいフィルムカメラを使ってきた。使っていて感じるフィルムカメラの良さ、それは「撮った時の想いがそのまま記録される」という所だ。
楽しかったことや感動したこと、たまに悲しかったことなど、日々生活していく中で感じる色々な想いが、フィルムで撮った写真には残せると思う。
「キレイな写真を撮りたい」ということを目的とするなら、フィルムカメラはデジタルカメラに勝ることは絶対に出来ない。
手ブレ補正なんて付いていないし、暗い所で撮るなら感度の高いフィルムが必要になるけれど、そういったフィルムはザラっとした写りになり、キレイに写すのは難しい。
けれど、そんなあまりキレイに撮れていないに写真達にこそ、自分の「Life」の中で見つかる、大切にしたい想いが込められているのではないか、そんな事を感じさせてくれるのがフィルムで撮った写真の不思議な所であり、自分が今日までフィルムカメラで写真を撮ってきた理由なのかもしれない。
2015年7月にフジから発表されたフィルム値上げのニュース、これがこの展示に出展しようと思ったきっかけだった。
自分がカメラを始めてからでも、たくさんのフィルムが発売中止になった。
以前は特に何も思わなかったけど、その年の頭にコダックが大幅に値上げをして、フジもそれに続いてしまった事に対し、何となくさみしい思いを感じた。
フィルム写真がずっと続く事に対し、自分が出展する事で少しでもその助けになればと思って出展を決めた。
そんなきっかけで出した事もあり、テーマは「フィルム写真の良さを伝える」というものだった。
フィルム写真らしさとか、人に良いと言ってもらえるかとか、これまでの展示であまり気にした事がないポイントだったので、選びながら少し不安になったけど、わかりやすさもありつつ、自分の趣味も出ている作品になったと思う。